「Beija Flor」=美しい花というロット名が付いた
アナエロビック精製の独特な香り漂うブラジルが入荷しました。
ブラジルの大農園「ドナネネ」の中に1976年350ヘクタールの農場を受け継いだエドュアルド・カンポス氏は、すぐに土地を買い増し、総面積1400ヘクタールの農地と環境保全のための整備を進めました。
以来、エドゥアルド・カンポス氏とその息子たち、アンドレ・カンポス、エドゥアルド・フィーリョは、熟練の技と起業家としてのビジョンをもって、共同でコーヒー生産を行なってきました。一家の主な目的は、この国の特別なコーヒーの基準として、その生産を確立することです。そのために、150人の直接雇用と200人の間接雇用を生み出す生産拡大の可能性に大きな投資をしています。
また、添付画像の大型ファーメンテーションタンクは元々ダテーラ農園の品質管理をしていたレナト氏により農園に依頼したもので、これにより毎年安定した味わいのクオリティを産み出すことに成功。温度、攪拌回数、PH管理などすべてコントロールすることで、素晴らしいフレーバーを産み出します。
イエローブルボン種パルプドナチュラルのアナエロビック精製からくる独特のフレーバーはホワイトグレープやワインのニュアンスであったり発酵した複雑な香りを持ちます。またブラジル特有のチョコレートやナッツのニュアンス、シナモンの様な香りもあり、後口の甘みと余韻が素晴らしいロットです。
ぜひお試し下さいませ。
アナエロビック精製とは。。。
コーヒー生豆の発酵方法の一つであり「嫌気性発酵」を意味する。コーヒーの精製(ウォッシュド)において、コーヒーチェリーの果肉を除去したあと水で洗浄し、発酵によってミューシレージ(粘液質)を取り除くという工程がある。多くの場合、屋外の発酵槽で行われるが、それを密閉された発酵槽やタンクの中で、無酸素状態で行うのがアナエロビック。それによって有酸素状態では活動しない微生物が活動し、独特のフレーバーが生まれる。また、密閉することでコーヒーに影響を与える外的要因を減らし、発酵槽内の温度をコントロールする装置と組み合わせることで、クオリティを安定させることもできる。
Producer : Eduardo Campos
Origin : Brazil
Area : Presidente Olegario, Cerrado Mineiro, MG
Farm : Fazenda Dona Nenem (ファゼンダ ドナ ネネ)
Variety : Yellow Bourbon
Processing : Pulped Natural
Drying : Patio
Crop year: 2022-23
Harvest Period: May-August (Manual Harvest) Altitude : 1050m
【焙煎】中深煎り
【オススメの抽出】フレンチプレス、ドリップ、コーヒーメーカー